これまでのおはなし

鹿児島県霧島市『霧島ふもとの駅』

『霧島ふもとの駅』 とは?

『霧島ふもとの駅』は鹿児島県霧島市牧園町宿窪田(まきぞのちょうしゅくくぼた)にあります。代表は、8月25日で満80歳になられた和田新蔵さんです。「子供達と体験学習の町づくり」を大きなテーマに平成30年7月21日にオープンしました。『霧島ふもとの駅』は、生鮮品や加工品を販売する〈笑顔市場〉、飲食を提供する〈笑顔亭〉、軽食喫茶の〈茶ちゃランド〉の3つに分かれています。会長の和田さんのお話では「この三つのゾーンの名前はオープン前に霧島市の小学生252名の皆さんの公募で決定しました。」『霧島ふもとの駅』は現在約20名のスタッフで運営されています。出荷組合委員は8月末で183名おられるそうです。和田会長のお話では「基本的には‟地産地消”をテーマにしていますから、霧島市内の生産者、事業者さんの品物を販売していますが、地元で生産されていない果物などは、出水市などの地域外の品物も販売しています。」とのことです。

『霧島ふもとの駅』ができたキッカケは?

中野「自治体が立ち上げたのではなく、民間の方が出資して作られたのがスゴイです」

『霧島ふもとの駅』の開設に大きく貢献したのは、和田会長のお父さんやお仲間約30名で発足した『牧園町麓地区町づくり促進会』という組織です。35年ほど前に発足したそうです。20年ほど前に市町村合併が行われた時や、県道と国道を繋ぐバイパスが作られる時に神社や墓地を移転させるなど、地域での活動を中心に行っていました。『霧島ふもとの駅』が創設される切欠になったのは、約5年前に地元の皆さんの購買の中心であったJAのスーパーが閉店したことだったそうです。JA スーパーの閉店後、「買い物難民」と言われる遠くまで買い物に行くことが困難な方の為、また、地元の皆さんの交流の場として『霧島ふもとの駅』は作られました。設立の際は、和田代表をはじめ約10名の方々が出資されたそうです。

中野「今日は、霧島市の自慢の逸品をお持ちしました。“灰汁巻き”と“柚餅子”と“サツマイモ”です」
陽区「“あくまき”??」
中野「もち米を竹の皮で包み、灰汁で炊いたものです」
川上「宮崎とかにもありますよね」
中野「きな粉や黒砂糖などをかけて食べますね」
陽区「柔らかくて、トロっとしていて、きな粉が甘くておいしい!初めて食べた!!」
川上「“柚餅子”って?」
後藤「ゆずの香りが良い!」
中野「味噌と柚子と七味唐辛子が入っているのでちょっとピリッとします」
後藤「面白い!」
中野「保存食で、お茶請けや焼酎のアテに良いですよ」
川上「焼酎文化があるところには美味しいアテがあるんですよね!」
中野「サツマイモは“黄金千貫”です。焼酎などの原料にも使われます」
川上「サツマイモが美味しいから美味しい焼酎ができるんですよね!」

【イベントも!】

『霧島ふもとの駅』では物販、飲食をはじめ、施設のテーマ「子供達と体験学習の町づくり」実践のために様々な企画、イベントを開催されています。毎年、“サツマイモ”の植え付けをし、収穫をする体験。(昨日10/31は参加者140人以上でサツマイモの収穫をされたそうです。)地元の郷土料理“がね”の料理実習(中高校生対象・講師は笑顔亭の調理師の皆さん)、自分たちで収穫した“サツマイモ”の販売体験(小学校1~2年生対象)等々です。
中野「素晴らしい取り組みだと思います。地産地消で、郷土の料理も名産品もあります。一部出水市とかの品もあります」
陽区「他にも、お茶とかシイタケとか“みそピーナッツ”?」
中野「“みそピーナッツ”は大好物なので持って帰ります!」
川上「霧島近辺は美味しいものがたくさんありますから立ち寄ってみたいですね」
中野「温泉も近くにありますからね」

●連絡先『霧島ふもとの駅』  鹿児島県霧島市牧園町宿窪田2125-1
TEL : 0995-76-2888

川上「ありがとうございました!来週は?」
中野「11月16日・17日に行われる『あさくら祭り』のために企画した“朝倉コラボ商品”をご紹介します!」