これまでのおはなし

鹿児島県霧島市 かわいち国分 川越さんの「切干桜島大根」

今日は “鹿児島県霧島市 かわいち国分 川越さんの「切干桜島大根」”をご紹介!

中野「ちょっと地味な食材ですけどね。桜島大根で作った“切干大根”です!九州各地で切干大根は作られていますけど、桜島大根で作るのはココだけ!」
玲子「お味は違うんですか?」
中野「違います!大根独特の香りが薄いです!切干大根が苦手な方も大丈夫です。」

【桜島大根とは?】

原料の「桜島大根」は鹿児島県の特産でギネスブックに世界一大きな大根として認定されています。桜島大根の大きさは通常で40〜50cm、6〜8kg、大きな物は30kg以上になるそう。

中野「ちょっとカブに近い感じで、甘みが強くて柔らかくて」
玲子「見た目、とても水分が多そうで、切干大根に向かなそうなイメージですけど…」
中野「味自体は美味しいので、切干大根になるのですが、加工の仕方が大変なんです」

【「かわいち国分 川越さんの切干大根」とは?】

鹿児島県霧島市隼人町にあります。
川越歩さん・梢さん御夫婦を中心に、家族ぐるみで「桜島大根」を栽培、加工。

「切干大根」は九州各地で生産されますが、殆どが長大根です。千切りにする機械は長大根用のものばかりで、直径が40cm以上の「桜島大根」には使用できません。その為「桜島大根」は収穫後、手作業で皮を剥き、機械に入る大きさに小さくカットしなければいけないそうです。カットした後、野菜乾燥機で乾燥させます。一定時間ごとにほぐしながら柔らかく白い切干大根にする為に手間をかけます。また、その日の天候などによって設定温度や仕込みの量を帰るそうです。

中野「僕の手作りで味が保証できないけど、大根が美味しいので食べてみてください」
玲子「しっとり! もっとシャキシャキ繊維質なものを想像して口の中に入れたけど、フワフワですね!おダシもたっぷり含んでいるからフワ・トロ!」

川越さんの農場では、桜島の灰情報を気にしながら無農薬で桜島大根を栽培。昨年は約30aの圃場で約2,000玉を収穫。あまり大きくは育てず、8kgサイズ・スイカの大玉ぐらいの大きさだそうです。植え付けは9月で、1月末ごろから収穫されます。
生の大根500gで、仕上がりは約30g。
30分ほど水に浸し戻した後、煮物や酢の物にしますが、長大根に比べ甘みがあるそうです。

中野「桜島大根自体大きいので、福岡で生が流通することがほぼ無いんです!川越君が是非ね、桜島大根を福岡の皆様に食べてもらいたいと、切干大根にしたら、こちらの方まで送ることが出来ますからね」
玲子「こんなに甘みがあって美味しかったらね。日持ちもするし」

現在は、鹿児島県内の物産館や直売所と東京、大阪のアンテナショップのみの販売です。
価格は30g入り290円(税込)、業務用も用意できます。
その他にも鹿児島県の色々な特産品(薩摩芋や落花生など)を生産、加工、販売しています。

お問い合わせは、
(有)かわいち国分
鹿児島県霧島市隼人町姫城587-1
TEL/FAX 0995-43-2209

玲子「さて、次回のお話は?」
中野「“有明海の「メカジャ」”」
斎藤「聞いたことが有るような無いような…」
中野「“有明海の「メカジャ」”という食べ物と、有明海では有名な男の方を紹介したい!」
玲子「来週も是非よろしくお願いします。」