これまでのおはなし

鹿児島県鹿屋市“三清屋(さんしんや)さんの『黒豚』”

今日は 鹿児島県鹿屋市“三清屋(さんしんや)さんの『黒豚』”の紹介!

中野「初めてお肉をご紹介です!!僕の一押しの黒豚です!」

【「三清屋」とは?】

「三清屋」さんは、鹿児島県鹿屋市で養豚をされ直売されています。
社長の田中武雄さんは、奥さんの大反対を押し切り33歳で脱サラ。平成元年(1989年)に一大決心をし、黒豚の養豚を始められたそうです。養豚の方法にもこだわりを持たれ、成長ホルモン剤や抗生物質などを使わずに、黒豚を育てられています。

中野「今日は、黒豚のミルフィーユステーキをお持ちしました。」

玲子「バームクーヘンのようになっていますよ。肉のうまみが違いますね〜。」
斎藤「美味い!」
中野「コクがあって、歯ごたえもしっかりしていて、香りがいいでしょ?!非常にあっさりしているので、しゃぶしゃぶにして食べていたら、段々止まらなくなっていくのです。この写真のバラ肉とモモ肉1kgぐらいあるのですが、2人で食べてしまいました!」

【養豚のこだわりは?!】

ミネラルをタップリ含んだ地下水を使い、田中さんが研究し考案された「TY菌」という微生物を含んだ餌を与えているそうです。養豚場にも「TY菌」を含んだ土を敷き詰めます。養豚場の中が臭いも少なく快適な環境にあるのはその為だそうです。

斎藤「大自然で育てていますね。しかもデカいですよ!」
中野「田中さんが豚に近寄ると、向こうから何十頭と豚が走ってやってくるんです!」

普通の養豚は早いところでは約半年で出荷していくそうですが、田中さんは1年かけてじっくりと育てられるそうです。最初は、何十頭と走らせているのですが、出荷が近づくにつれ、個室に3匹・2匹・1匹と入れて育てる為、とても大きくなります。現在でも一年間に出荷する頭数は400頭ほどです。

玲子「運動しているからでしょうかね?この歯ごたえと肉の美味しさは?」
中野「自然に近いからでしょうかね。」
玲子「それだけにご苦労もあるのでしょうけどね。豚肉特有の臭みやエグミが感じられませんね。」
中野「バラ肉をしゃぶしゃぶにすると、ダシがあまり濁らないんですよ。僕はしゃぶしゃぶが一番好きです!」

【これからの夢】

ハムやウィンナーの加工品も無添加で作られています。中でも「みそ漬け」はお中元やお歳暮に引っ張りだこの人気商品です。
現在取組中ですが、鹿屋市の特産品のバラを黒豚の餌に使用し、香りの良い肉質の豚を育てることを試みられています。(もちろん食用のバラで農薬不使用、有機肥料を使って栽培されたものです。)また、もし認可が下りれば日本初になる養豚場のJAS認証も現在申請中。「安心で安全、健康というメッセージ」を黒豚を肥育、販売することで消費者の皆さんにお届けしたいと日々新しいことに挑戦されています。

【連絡先】
「三清屋」 〒893-0023  鹿児島県鹿屋市笠之原町 5−58
TEL 0994-44-5196

★「中野ユキヒロの九州の食と文化応援隊」から生まれた企画!
絵本『トマトくんのありがとう』 3月ごろ発売決定!
原作:中野ユキヒロ  文:徳永玲子  絵:二木ちかこ
(株)グッドブックスから 定価:1,500円で3月頃発売予定デス! 〜お楽しみに〜

玲子「来週のお話は?」
中野「長崎県平戸市の“若葉グループ”さんが作る『クジラの珍味』を!」
玲子「来週も、よろしくお願いします。」