これまでのおはなし

福岡県八女市“服部ばあちゃんのオハギ”

“服部ばあちゃん” とは?

服部ばあちゃんのフルネームは、服部静美さんで、現在80歳。服部ばあちゃんは、福岡県八女市宮野にある『べんがら村』に“おはぎ”を出品し販売されています。『べんがら村』は八女市健康増進施設で、直売所・食事処・温泉・家族風呂等の施設があり、“服部ばあちゃんのオハギ”は直売所で大人気です。今回は『べんがら村直売所』担当で九州の食と文化応援隊のメンバー・森久栄さんにもお話を聞きました。

【服部ばあちゃんの“おはぎ” とは?】

“おはぎ”を作り始めたのは、『べんがら村』がオープンした1998年、21年前からだそうです。「ちょうど会社を定年退職した時で子供さん達の後押しもあり、工房を作り、仲良しの馬場さんと始めました。」ということです。

中野「今朝9時に『べんがら村』に行って買ってきました」
川上「ありがとうございます。服部さんは昔から“おはぎ”を作るのがお得意だったのですか?」
中野「いいえ、普通の会社員だったそうです。定年の時期とべんがら村のオープンが同時期だったので、何かしようと。工房を作るのにお金がかかりますが、後押ししてくれたのが息子さんだったそうです。ただ、その息子さんは早くに亡くなられたそうです。息子のお土産として頑張られているそうです」

服部ばあちゃんは、野菜各種も栽培されているそうです。田んぼもありますが「お米は頼んで作ってもらっている」そうです。人気の“おはぎ”も服部ばあちゃんの田んぼで収穫されたお米を使われています。 “おはぎ”は「あんこ練り」が大変で大切な作業だそうですが、「あんこ作りは力仕事なので、お父さんにやってもらっています!練り加減は目でしっかりと確認しています」とのことでした。

川上「おいしい!」
陽区「大きいですよね」
後藤「やわらかい!!」
陽区「お米もおいしいですけど、あんこもおいしい!!」
川上「お父さんの頑張りのあるのでしょうが、きめが細かい餡!」

“おはぎ”は『べんがら村』に出品する為に、冬は5時、夏は4時から作り始められるそうです。一日に作る“おはぎ”は平日でお米一升分、個数にして60個。土曜日、日曜日には1升5合、平日の1.5倍を作られています。「お祭りや予約はある時には、7升を仕込むことがあります」とのことです。作る際は、手洗いや清掃、作業場への人の出入りなど衛生面には十分注意しているそうです。服部ばあちゃんの工房では、他にも“赤飯”“くちなしおこわ”“季節のセリご飯”“栗饅頭・塩饅頭”“季節の食材を使ったお惣菜”等を作っているそうです。また、服部ばあちゃんの工房で作られる商品の材料は殆ど地元産の物を使われているそうです。

川上「久しぶりに美味しい“おはぎ”を食べました」
中野「今日はラジオ聞いてるよ!と言っていました」
三人「服部さん!ごちそうさまでした!!」

●連絡先   『べんがら村』 福岡県八女市宮野100番地
TEL:0943-24-3339

川上「ありがとうございました!来週は?」
中野「対馬市の『村瀬製菓』をご紹介!」