これまでのおはなし

金沢さんのパッションフルーツ

今日は、鹿児島県瀬戸内町 金沢さんのパッションフルーツを紹介します。
スタジオには、あま〜い、いい香りがすでに漂っています。

中野さん「瀬戸内町は、奄美大島にあります。『男はつらいよ』の最終話が撮影された町でもあります。非常に風光明媚な場所で、海も山もとても美しいところです。」

今日ご紹介するパッションフルーツを作っている金沢さんは、今から22年前に、ダイビングで瀬戸内町を訪れたのがきっかけで、東京から移住してこられたそうです。
そして、観光協会のお仕事などを手伝う傍ら、パッションフルーツの果樹園を開かれました。瀬戸内町(奄美大島)は、皇室献上のパッションフルーツが出た地なんだそうです。
中野さんは、5年ほどまえに瀬戸内町観光協会のお仕事でお邪魔した際に、金沢さんと知り合ったそうです。

【金沢さんのパッションフルーツ作り】
草と虫と微生物が共生できる農業を目指し、“ぼかし”と呼ばれる有機資材で土づくりをし、農薬を使わず栽培されています。

中野さん「香りがすごくいいんですよね〜。どうぞ、召し上がってみて下さい。」
玲子さん「いただきま〜す!」
斉藤さん「私、初パッションです。中を初めて見ましたけど・・・種すごいですね」
中野さん「種ごと、召し上がってください。」
斉藤さん「やわらかいですね。味が濃くてうまい!」
中野さん「酸味が立っていますが、1週間〜10日ほど置いておくと、だんだん甘味が増してきます。2度楽しめます。」

金沢さんのパッションフルーツは1個ずつネットの中で育てられ、完熟して落果したものを収穫。金沢さんのオススメは、その「収穫してすぐ(獲れたて)」だそうです。
パッションフルーツや柑橘類は“追熟”させ、深みのある味に仕上げることがありますが、追熟することで酸味が抜け、糖度が際立ってくるのだそうです。

玲子さん「花が非常にきれいですね(写真を見ながら)」
中野さん「これは、時計草といいまして、花の形が時計を連想させるところからこの名前がついたそうです。この花が咲くときは、一瞬で咲くんですが、耳を澄ましていると開花の瞬間に“ポッ”と音が聞こえるそうです。」


【大変な受粉作業】
パッションフルーツの花が開花するのは、10時〜11時の間だそうです。
開花して1時間くらいで“めしべ”が寝てくる(曲がって横になり受粉しやすい状態になる)〜そのタイミングを待って、一花一花、“おしべ”の花粉を手作業で受粉していくのだそうです。金沢さんと奥さんと娘さんのモモネちゃんの家族3人で、丁寧にこの受粉作業をされるそうです。多いときは、一気に1,000個以上!非常に細かい作業です。
シーズンはそれが何日か続くそうです。大変です。

中野さん「このまま食べたり、アイスクリームにかけたり、お料理にも使えます。私は、お酢の代わりにして酢豚に入れて食べます。」

金沢さんのパッションフルーツ、予約制となっているそうですので、問い合わせてみて下さいね。

【お問い合わせ】(予約制だそうです)
奄美のしあわせ果実 島ふぁーむ かなざわ TEL(0997)72-0066
http://divejill.wix.com/islandfarm-kanazawa#

中野さん、来週は?
次回は、長崎県平戸の『夏香(なつか)』。果物だそうです。
なつか・・・どんな果物なんでしょう?

お楽しみに!