2018.04.13
大分県国東郡姫島村の『かなんど工房』
今日は、大分県国東郡姫島村の『かなんど工房』をご紹介します
中野「おばちゃ…いえ、お姉さま方3名のグループです。地元では“姫島のキャンディーズ”と呼ばれています」
満 「キャンディーズと同じぐらいの年齢ですか?」
中野「えっと…多分そうかもしれません(笑)」
【『かなんど工房』とは?】
『かなんど工房』は、大分県国東郡姫島村にあります。
大海溶子(ダイカイ ヨウコ)さん【会長・写真左】、寺下洋子(テラシタヨウコ)さん【社長・中央】清水真知子(シミズミチコ)さん【代表・右】の3名の女性加工グループです。『かなんど工房』は、姫島村を知ってほしい。来島して美味しい海産物を食べて欲しいという想いで平成18年に結成されたそうです。
玲子「海に囲まれていますから、美味しい物沢山あるのでしょうね」
中野「姫島村には、海を渡り移動するアサギマダラという蝶の休息地があったり、姫島七不思議と呼ばれる千人堂・阿弥陀牡蠣・浮洲・拍子水・かねつけ石・浮田・逆柳など、いろいろな観光スポットとしても素晴らしい所です」
製造する加工品は、姫島村で水揚げされる海産物を材料に“寒ひじき”“あかもく”“茎わかめ”“海アロエ”“女性のための 姫島あかもく ノンオイルドレッシング”“女性のための 姫島わかめ ノンオイルドレッシング”などがあります。中でも“姫島名物 さかな味噌”は、代表的な商品です。
中野「“寒ひじき”は1年で2日間しか収穫されない“幻の2日ひじき”と言われています」
玲子「綺麗な細いひじきですね」
【“さかな味噌”とは?】
中野「魚をほぐして味噌を調味料として、煎り練りあげた品です」
玲子「いただきます!」
満 「ん〜〜〜!!ちゃんとお魚の味がします!」
玲子「ホント!しっかりお魚の味!後から味噌の甘みが来る!」
満 「おいし〜い」
中野「ご飯にもお酒にも合います!」
“さかな味噌”は、白身魚を下処理した後に加熱し骨を取り除く作業を行います。その後、調味料を加えて焦げない様に、40分以上練り上げていきます。練り上げるもの大変ですが「骨を取り除く作業が一番時間かかり大変。」という事です。“さかな味噌”の材料として、以前は姫島村で多く水揚げされていた「金頭(カナガシラ)」という魚が使われていました。現在は、「カナガシラ」の水揚げ量が極端に減り、“さかな味噌”の材料も定置網漁で水揚げされた白身魚(雑魚)が使用されているそうです。『かなんど工房』の名前の由来も、「姫島村では“カナガシラ”を“かなんど”と呼んでいるので、グループ名もそれに因んで付けました。」と言われていました。
中野「カナガシラは真っ赤で綺麗なお魚なのですが、お金にならない魚でした」
玲子「美味しいのに…」
中野「美味しいのですが、荒いウロコがありまして、ウロコを取って頭を取って加熱して身をほぐすと。骨をきれいに取り除くのが大変だそうです」
玲子「大変だけど、こんなに美味しくなっちゃって!」
満 「手間暇かかっているんですね」
玲子「40分練り上げる!私たちは手軽に食べられるのに…瓶詰で、このパッケージも面白いですね」
中野「島に来られた方のアイディアで、メッセージが書かれています」
玲子「タコになりたい 寺島洋子よりって書いてある」
中野「姫島にはタコを乾したものもあります。島の事を知ってほしいと、不定期的に変えているそうです」
『かなんど工房』の皆さんから、「今年は5月27日に“姫島のカレイ祭り”、10月21日には“車エビ祭り”が有ります。8月には“キツネ踊り”などが披露される国選択無形民俗文化財、“姫島盆踊”もありますので、是非遊びにいらしてください。」とメッセージを頂いています。
玲子「遊びに行ってみたいですね」
●お問合せ先 『かなんど工房』
大分県国東郡姫島村1827
TEL: 0978-73-7050 ※金曜日、土曜日が加工日です。
玲子「かなり美味しいです!さて、来週は台湾に行かれるのですか!?」
中野「はい、台湾に行ってきます!」
玲子「来週もよろしくお願いします!」