2014.05.12
扇さんの“対馬特産!和蜂のはちみつ”
今日は、長崎県対馬市から『和蜂のはちみつ』をご紹介していきます。
対馬では、和蜂の養蜂の歴史は500年以上前からと非常に古く、今も対馬の道沿いのあちこちに巣箱を設置されて、養蜂していらっしゃいます。
しかし近頃は、対馬で外来種の天敵のスズメバチが繁殖して、「和蜂」がどんどん少なくなってきているそうです。
対馬のミツバチは、「対馬型の固有種」との事。
今日も、中野さんに「対馬特産 和蜂のはちみつ」をスタジオに持ってきて頂きました。
玲子さん「透明度が高くて、ほんとに純粋な感じがしますよね〜」
中野さん「これが冬場になったらバターみたいに固まります」
〜いただきまーす(試食)〜
玲子さん「わぁ〜、ねっとりしてます。おいひぃ。後口、きりっとしてる」
斉藤さん「うわ!濃い!」
中野さん「はちみつの採取時期は11月くらい。蜂の巣の全体の3分の1だけを採取します。あとの3分の2は、蜂たちのための食糧。これをやらないと、蜂たちが冬を越せずに死んでしまって、和蜂の養蜂は続いていかないんです。」
玲子さん「愛ですね。蜂たちから少しだけ『おすそわけ』を頂いているんですね。」
今ぐらいの時期のはちみつは、どちらかというとサラッとしていて、11月くらいのはちみつになると、ちょっとねっとりしているそうです。
なぜかとういうと、この間に蜂たちが一生懸命ハネを一斉にふるわせて蜂の巣に風を送って、水分を蒸発させて濃度を上げるからだそうです。
(玲子さん&斉藤優さん「えー!!」)
出来上がった「はちみつ」を私たちが頂いているのです。
対馬の巣箱は、丸太をくり抜いた「蜂洞(はちどう)」と呼ばれる巣箱でしたが、現在は、蜜採取するときに便利な板を張り合わせた「重箱型」が多く使われているそうです。「重箱型蜂洞」の先駆者は、扇 米稔(おうぎ・よねとし)さん。
扇さんは、「対馬型 和蜂」の保護にも尽力されています。
息子さんの徹弥さんと一緒に「重箱型蜂洞」を使った「蜜切り(蜜採取)」体験も実施されているそうで、今年は、10月11日(土)の実施予定とのことです。
●『和蜂のはちみつ』福岡での購入場所は?
<よりあい処つしま>http://yoriaidokoro.tsushima-net.org/
福岡市博多区博多駅前2-12-1(定休日:日曜、祝日、年末年始)
営業時間:食事/11:30〜14:00、17:00〜22:00(OS21:30)
物販/11:00〜22:00
貴重なはちみつです。ミツバチは環境の変化に敏感に反応します。
「和蜂」を守る人がいて、蜂たちが一生懸命に蜜を集めてきてくれる。だから、おいしいはちみつを私たちは食べられるのです。
そして、私たちが(購入して)食べることが「和蜂」を守ることにつながるのかもしれません。
来週は、長崎県長浦町の『長浦スイカとスイカ糖』をご紹介します。
「スイカトウ?」なんだと思いますか?
次回もお楽しみに!