これまでのおはなし

福島県相馬市『有限会社 海鮮フーズ』

青田さんと御縁が出来たキッカケとは?!

私が高校時代に出場したインターハイ(陸上競技)の会場が福島県で思い出があったため、2011年3月7日、東京出張の際に足を延ばし、友人と共に福島県に伺いました。そして特産品・お土産品の視察と購入のため福島駅にある『コラッセ福島』という施設を訪れた際に、販売イベントに参加されていた青田さんに初めてお会いしました。初対面にも関わらず、話が弾み、連絡先を交換することになりました。その4日後の3月11日に東日本大震災が発生、携帯電話に連絡を入れさせてもらいましたが、連絡がつき安否が確認できたのは、10日ほどたってからでした。お話を伺うと、「加工場は無事でしたが、一番人気の一つ“青のりの佃煮”の材料“青のり”が在庫のある限り。海があんなになってしまったので、先が見えない。」というお話でした。

当時九州各地では“アオサ”の販売に力を入れている地域が多くありましたが、思うような成果も上がっていませんでした。(今は大人気ですが…)そこで思いついたのが、“青のり”の代わりに“アオサ”を“佃煮”の材料として使ってもらうことでした。九州の食と文化応援隊のメンバーに連絡を取り、対馬産の“アオサ”をお送りし、“佃煮”にチャレンジしていただきました。数週間後、無事完成した連絡があり、福島県と九州の連携で完成した“アオサの佃煮”(商品名「コラボでDO!」青田さん命名…笑)を福岡市で試食販売する計画を立て、九州の食と文化応援隊の皆さんとの連携イベントとして『マリノアシテ福岡』で販売しました。東日本大震災から約3か月後のことでした。福岡での試食販売イベントには、九州各地から九州の食と文化応援隊の皆さんも集合し盛り上げ、福島からは青田さんの知人で“納豆”などの発酵食品を製造販売されている『増田商店』の増田政宏さんもお見えになり“落花生の納豆”等を一緒に試食販売されました。

『有限会社 海鮮フーズ』とは?

中野「“穴子”や“アンコウ”が名物で、今日は“穴子おこわ”を送って頂きました」
川上「押し寿司のようですが…おこわ?中にも具がいっぱい!」
中野「きんぴらごぼうなど野菜も入っています」
後藤「美味しい!ご飯も!」

『有限会社 海鮮フーズ』は福島県相馬市“アナゴ”“アンコウ”“青のり”等の魚介類、水産物を加工し販売されています。平成4年9月創業。代表の青田茂さんのご実家は農業をされていたそうですが、青田さんは、印刷業等の職業を経て、水産物の加工を始められたそうです。青田さんは「自身の生業としてもそうですが、一次産業の水産業や農業を応援するためにも加工品を製造し販売し始めました。」と言われていました。

中野「“青のり”も復活しています」
陽区「美味しい!ご飯がほしい!!」
中野「それから“アンコウの肝和え”も送って頂きました」
川上「濃厚!これはお酒好きにはたまらん!」
中野「福島の味付けは九州より少し甘みが少ないことが多いのですが、この商品は甘みがあります!」
後藤「私たちのお口に合います!」

なかなかお会いすることは出来ませんが青田さんとはFaceBook等を通じて現在でも情報交換などをさせて頂いています。『海鮮フーズ』のHPで注文できます。

中野「あっという間に出来た縁で、こんな不思議なこともあるもんだなと思います」

●連絡先● 『有限会社 海鮮フーズ』  福島県相馬市富沢字松道202-1
TEL: 0244-35-2663

川上「来週は?」
中野「雲仙市小浜の『荒木鮮魚店』をご紹介します!」