これまでのおはなし

宮崎県美郷町『岡田商店』さんの“椎茸パテ”

今日は、宮崎県美郷町『岡田商店』さんの“椎茸パテ”を紹介します!

玲子「可愛い瓶に入っていますね。椎茸って、こんなに良い香りしましたっけ!?」
中野「乾燥シイタケが材料になっていますから、生シイタケとはまた違う香りですよね。」

【◆『岡田商店』とは?】

『岡田商店』は、宮崎県東臼杵郡美郷町にある、大正元年創業の「乾燥椎茸」の問屋さんです。創業から100年以上、親子3代で営業されています。美郷町は、原木椎茸の生産が盛んで『岡田商店』とお付き合いのある生産者さんは381人に上るそうです!
“椎茸パテ”は、三代目の岡田栄一さんの奥さん・光さんが開発されました。

玲子「可愛い!アイドルみたい!!」
中野「今の若い人は乾燥椎茸を水で戻すのが面倒で敬遠するらしいです。」
玲子「水に浸すだけだから簡単なのに!」
中野「水でゆっくり一晩かけて戻すのが時間かかると、手を掛けないらしいです。それで光さんは『そのまま食べられる加工品を作りたい!』と、試行錯誤の末に出来たのが“椎茸パテ”です。」
斎藤「三代目の嫁が、新たなジャンルを切り開いたのですね!」

【“椎茸パテ”とは?】

材料は「圧搾法により搾り出した一番搾りのなたね油」「宮崎県産にんにく」「岩塩」と「宮崎県産の原木椎茸」です。材料がシンプルなものばかりの為、味のバランスや配合が難しく、材料の選択から試行錯誤の末に完成しました。
“乾燥椎茸”を「冷水でじっくり戻し(一番、肝心で手間のかかる重要なポイント)、高温で加熱」の調理工程を丁寧に行っています。

玲子「おダシの味が濃厚で、美味しい!」
中野「今日は、パンの上にのせて召し上がってもらっていますが、パスタソースやグラタンソースとか色々楽しめますよ。」
斎藤「パスタは完璧でしょうね!」
玲子「ご飯にも合いそう!」
中野「おにぎりの具が良いらしいです。」

岡田光さんは、椎茸を乾燥させることで旨味成分が増すことや、カルシウムの吸収に必要なビタミンDが豊富な事など、乾燥椎茸の素晴らしさを伝えたい!また原木椎茸を買ってもらうことで、生産者の皆さんが安心して生産活動を行える様にしたい!!そうすることで原木椎茸の“ホダ木”になるクヌギやナラの山林を守り続けてきた生産者の減少を食い止めたい!!!と、自然環境も考えた活動を続けられています。

中野「“椎茸パテ”を食べて、乾燥椎茸の美味しさを知ってもらって、自分たちでも水で戻して料理を作ってほしいな…という願いがあるそうです。」
斎藤「素晴らしい!」
玲子「良いお味ですよね〜〜!!」
中野「光さんは、“だしソムリエ”の資格を取られています。」
玲子「だしソムリエ???」
中野「椎茸のだし汁を使うので、もっと深く自分でも知識として持ちたいと資格を取られました。」
玲子「いいお嫁さんに来てもらったねぇ…。」

“椎茸パテ”は、バケットにそのままのせたり、パスタソース、グラタンソース、また卵焼きやおにぎりの具などの和風食材として、食し方も工夫次第で色々と楽しめます。

【連絡先】
(株)岡田商店 宮崎県東臼杵郡美郷町北郷区宇納間63
TEL:0982-62-5005

中野「岩田屋本店の地下一階の九州の逸品コーナーに置けることになりました!という連絡がありました。」
玲子「さて来週のお話は?」
中野「熊本県・阿蘇さとう農園の“阿蘇の高菜マスタード”を。これ貴重な逸品です!たぶん世の中にない、初めて開発された商品です。」
玲子「来週も、お楽しみに!!」