これまでのおはなし

佐賀県白石町 田口さんの“レンコン”

今日は、佐賀県白石町 田口さんの“レンコン”を紹介します!

中野「11月がピークと言われている“レンコン”です。」
玲子「太か〜〜〜!!!」
中野「イリコで炊いた“お煮しめ”もお持ちしました!」

【田口さんとは?】

佐賀県白石町は“レンコン”の産地として有名です。田口喜代徳(キヨノリ)さんは、22歳の頃から “レンコン”の栽培を始められたそうです。田口家ではそれ以前にも“レンコン”の栽培をされていましたが、5年間ほど栽培を止められていました。その後、国の減反政策により、空いた田んぼを使って再度栽培を始められました。

玲子「レンコンの収穫って大変なんでしょ?」
中野「ハイ、僕も体験したことありますけど、まっすぐ一層で生えているわけでなく、根ですから多重に生えているんです。それを折らないように気を付けないといけません」
玲子「22歳から…でも、お写真を拝見すると…」
中野「昭和24年生まれよ!と仰っていました。白石町でレンコンの栽培が始まったのは昭和22年頃らしいですから、生まれた時からレンコンを見られていて、“レンコンの名人”みたいな方です」

現在は、約2ヘクタールのレンコン畑で“レンコン”を栽培されています。

【“レンコン”とは?】

田上「まず、大きい!」
玲子「厚めに切って頂いて…頂きます!(シャクシャク…)糸引いている!美味しい!」
田上「歯応えがたまらない…」
玲子「ちょっとおイモみたい」
中野「試食でお持ちしたのは『奥手』と言われる糸引く食感のレンコンです」

“レンコン”の植え付けは3月中旬くらいから始まるそうです。収穫期は5月初旬から始まり、植え付け前まで続きます。植え付けに使う新芽は、出荷用の“レンコン”とは別に特別に栽培されています。“レンコン” は大きく分けて『早生』と『奥手』の2種類に分かれるそうです。『早生』は7月中旬から収穫が始まります。形状は丸みを帯びていて、カリカリ、シャキシャキッとした食感が特徴です。『奥手』は9月から収穫が始まり、『早生』より長めの節が特徴で糸を引く肉質の『レンコン』です。

玲子「『奥手』は甘みがあって美味しい!」
田上「食感が違うから、好みに合わせて選ぶと良いですね」
中野「『早生』は、天ぷらが良いかもしれませんね」

11月には茎も葉っぱも枯れ、地下茎(レンコン)が残ります。1反につき平均して約2トンの収穫量が有るそうです。「今年は豊作で1割増しくらい収量もあると思う。レンコンが生育する時期に台風が来んかったから。台風が来ると茎が折れ、葉っぱが枯れて地下茎の成長が止まってしまう。何年か前、台風被害で収穫ができんくらいな時があった。」と田口さんが説明してくれました。

中野「害虫も沢山いて・・・鴨も大変でレンコンを全部食べてしまうそうです」
玲子「鴨が食べるの!?」
中野「3月に植え付ける苗を作る専用の畑にネットが掛けてあるから『どうしたんですか?』と聞いたら『鴨が根を食べるとよ!』と仰っていました」
田上「こんだけ美味しいと、鴨も来ますよ」
中野「あと、ジャンボタニシとかね。色々と大変です」
玲子「今の時期、葉物が高いから…根物を美味しく頂きたいですね!」

【連絡先】
福富産物直売所
佐賀県杵島郡白石町大字福富3544-4   TEL : 0952-87-2116

玲子「さて、来週は?」
中野「宮崎県小林市の桑水流畜産の“からいもどん”を紹介したい思います」
玲子「??」
中野「豚なんですけどね」
玲子「唐芋かと思った…来週もお楽しみに!」