2017.08.04
熊本県和水町に住む『川口のおばちゃん』
今日は、熊本県和水町に住む『川口のおばちゃん』のご紹介です。
玲子「品物の紹介ではなく“おばちゃん”の紹介ですか(笑)」
中野「出来れば“川口のおばちゃん”を連れて来たかったんですけどね!」
【『川口のおばちゃん』とは?】
『川口のおばちゃん』は本名・川口千鶴子さん、熊本県玉名郡和水町で地元産の農産物を材料にした加工品やお惣菜などを作られています。特に各種農産物の“浅漬け・味噌漬け・醤油漬け・ビール漬け”など数十種類の漬物を作る名人です。
中野「来年には80歳になられる元気なおばちゃんです。十数年のお付き合いになります」
自宅横に本格的な加工場を建て、販売を始められたのは平成3年。川口さんの自宅は約200年も前に建てられた建物だそうで、「昔からの家やったから、漬物や加工品を売って儲けたお金でだいぶん手直しばした!!」と言われていました。漬物類のほか、人気の加工品は“ラッキョ漬け”や生コンニャク芋を材料にした“コンニャク”です。“ラッキョ漬け”は注文がくるほどの人気で一度に数百キロを漬け込む時もありました。“コンニャク”は自宅周辺に“コンニャク芋”を植えられていますが、「これくらいじゃ足ら〜ん!あちこちから仕入れよると。」と言われていました。
中野「漬物はどれも美味しくて、以前僕がお店で紹介した時一番の人気でした」
玲子「川口のおばちゃんの漬物!」
中野「川口のおばちゃんじゃないとダメみたいな」
玲子「今日のお漬物は?」
中野「“大根の粕漬け”です」
玲子「いただきます…甘辛く……甘い!」
中野「少し甘みがあるのが川口のおばちゃんの特徴で、お茶請けにも良いし酒のつまみにも良いです」
玲子「塩梅が良いのですね」
川口のおばちゃんの漬物の漬け方を教えて欲しい!と言われる方が多いそうです。何度か教えてあげたそうですが、同じ様な味には中々ならないそうです。「やっぱ、決め手は“手加減”と“長年の勘”たいね〜」とおっしゃっていました。
玲子「漬けてみないと分かりませんもんね。毎年間違いがないんですね!」
中野「味が変わらないのがスゴイです!」
玲子「この“キュウリの漬物”も美味しい!」
田上「しっかり締まってる!」
中野「ご飯とも一緒に食べて頂きたかったので“梅干し入り白握り”と“きゅうりの混ぜ握り”をお持ちしました」
玲子「おむすびも美味しい!」
以前はメロン、キュウリ、米などを作る農業をされていましたが、今は空いた畑に“干し柿”の材料になる“渋柿”を植えるなどされていますが、殆ど加工品の製造をされ、農業はされていないそうです。
【川口のおばちゃんのココがすごい!】
田上「“ラッキョ”も甘みと深みと色々な味が噛めば噛むほど深い!!」
中野「“ラッキョ”は作る前から予約が入ります」
地域の皆さんと『なかよしクラブ』を作られて、福岡市などにも積極的に出店販売されています。グループの会員さんは生産者さんやJA、役場関係の方もおられるそうです。定期的に皆さんと積み立てたお金で旅行に行くのが楽しみだそうです。「日本国内で行ってないのは、千葉と四国の海側の2県だけ!後は全部行ったよ、2度、3度行った所もある。海外も台湾、韓国、タイ、ベトナム、シンガポールやら色々行ったよ。ばってん、今時は治安が悪うなったきね…、海外はやめた。」と言われていました。
川口さんはこれまで、休耕田に菜種を撒いて花の時期には、『花見』をしながら農業体験をし、その後は、菜種油を絞り販売するなどの取り組みをされていました。また、“コンニャク作り”“納豆作り”などの体験講師もされてきました。
玲子「何でこんなに美味しいのかな?人柄かな??」
中野「いつも元気で、先週お邪魔した時、気温が42度あって僕はヨレヨレだったのですが、川口のおばちゃんは元気でした!」
川口のおばちゃんには、今年2月22日に熊本県知事より、『くまもとふるさと食の名人』として感謝状がおくられました。副賞はオレンジ色のエプロンに『くまもとふるさと食の名人』とロゴが入ったものです。星3つがデザインされていますが、「この星は一つが5年たい。私は15年になるき星3つ!」と説明してくれました。
●販売予定●
場所……にしてつストア レガネット城西店
販売予定日……8月12日、26日、9月9日、23日
(※9月9日は、川口のおばちゃんも 販売に来られる予定です!)
玲子「お惣菜も食べたいな。さて来週は?」
中野「長崎県長崎市の『菓匠 佐藤饅頭』を紹介します」
玲子「楽しみです!!」