これまでのおはなし

大分県豊後高田市にある『長崎鼻BKネット 株式会社 油花(ユウカ)』の “ひまわりオイル”

今日は、大分県豊後高田市にある『長崎鼻BKネット 株式会社 油花(ユウカ)』の
“ひまわりオイル”のご紹介です。

田上「今、何処にいるのですか?」
中野「豊後高田市の長崎鼻にいます!」
倉富「大分なのに長崎鼻なんですね?!」
中野「長崎鼻という地名は、色んな所にあるようです。今年は140万本のひまわりが咲き乱れています」

【『長崎鼻BKネット 株式会社 油花』とは?】

『NPO法人長崎鼻BKネット(株式会社 油花:ユウカ)』は大分県豊後高田市にあります。代表は、近藤哲憲(コンドウテツノリ)さんです。『長崎鼻BKネット』は、2013年7月にNPO法人の認証を受けました。長崎鼻は国東半島にありますが、以前から景観の素晴らしいキャンプ場や海水浴場などの観光地として賑わっていました。また、長崎鼻の傾斜地を利用した、タバコ、ジャガイモ、果樹などの栽培が盛んに行われていました。しかし近年、高齢化や傾斜地等の環境から耕作放棄地として荒廃した状態にありました。この状況を何とかしたいと、平成19年に地区の皆さんが集まり、「花いっぱい運動推進グループ」が立ち上げられ、菜の花やヒマワリ、コスモス等を植えられ景観の再生運動と耕作放棄地の再利用が始められました。このグループが平成22年に創設された『長崎鼻BKネット』の前身です。

中野「復活されて賑わいを作ろうと皆さん大いに頑張られています」

現在は2,000万本ちかい菜の花と約140万本のヒマワリ、秋にはコスモスが楽しめる観光の場所として賑わっています。総面積は14ヘクタール以上、九州最大級を誇ります。

【“ひまわり油”とは?】

中野「素晴らしい“オイル”が出来ています。」
田上「スタジオにも“ひまわり油”と“菜の花油”が届いていますよ」
中野「先ほどランチでパンに“ひまわり油”を付けて頂きました」
田上「では、我々もいただきます!」
倉富「おっ!爽やかですね!」
中野「ナッツ風味があるんですよね」
倉富「夏にピッタリ!パンの味を引き立てますね」
中野「ドレッシングやハーブを付け込んだものなど約20種類あるそうです」

継続した活動にしていく為に経済活動も意識し、菜の花は“ナナシキブ”、ヒマワリは“ハイオレック63−N−82”という高品質の植物油が搾油可能な品種を導入し、現在、これらの花の種子を利用し搾油し食用のオイル等を製造されています。これらは平成24年にオープンしたレストラン「fiore(フィオーレ)」でも楽しむ事ができます。

中野「パスタなど食べられます」
倉富「海も見えてキレイですね〜」
中野「本当にきれいな場所です」
田上「“菜の花油”もコクがあって美味しい!」
中野「昔ながらの圧搾方法ですから、そのままの油の味が味わえます」
倉富「“菜の花油”の方が、オイル感ありますね」
中野「“ひまわり油”の方があっさりしていますよね」
倉富「色目も“ひまわり油”の方が薄めで、見た目も味もそのままですね」

平成26年には『香々地油脂 オイルラボ』の名称で搾油所も完成し、年間最大100トン(油量25トン)の生産が可能になりました。昔ながらの“圧搾法”で安心安全な食用油が提供できるそうです。今では、ドレッシングなどの加工品も各種製造されています。長崎鼻の“ひまわりオイル”は、オレイン酸が多く含まれています。また、ビタミンEが多く含まれ含有率は植物油脂の中でもトップクラスという事です。日本国内では、あまり多く生産されておらず貴重なオイルです。

8月19日(土)〜9月10日(日)まで、「ひまわりフェスタ2017」が開催されます。ひまわり迷路やフォトコンテスト、美容ジェル作りなど行われます。

中野「美味しい物も食べれますし、景色も素晴らしい所です。オイルもぜひ試してみてください」

●連絡先●
『NPO法人 長崎鼻BKネット』  大分県豊後高田市見目4060番地  TEL:0978-54-2200

田上「さて来週は?」
中野「佐賀県小城市の『みつばや』を紹介します」
田上「宜しくお願い致します!!」