これまでのおはなし

大分県国東市『農未来(NOU FUTUER)』の米粉マカロニ“こめろに”

今日は、大分県国東市『農未来(NOU FUTUER)』の米粉マカロニ“こめろに”のご紹介です。

玲子「原材料は“お米”?」
中野「はい!」
玲子「でも“マカロニ”?」
中野「はい!だから“こめろに”です」

【『農未来(NOU FUTUER) 』とは?】

『農未来』は大分県小城国東市国東町来浦にあります。代表は村田光貴さんです。村田さんは12年前から農業を始められ、現在は奥さんの恵さんと一緒に農業をされています。11ヘクタールの田んぼで無施肥(肥料を使わず)農薬は不使用で主に米を生産されています。

玲子「“胚芽”と“玄米”の2種類!」
中野「他にも“胚芽めん”や“玄米めん”、“玄米のわ”というシリアルなどもあります」
田上「“セールスポイントが多すぎる甘酒”もある!」
中野「“お米”を原料とした商品を作られています」

村田さんは東京の出身で12年ほど前に岩手県陸前高田市に移住され“リンゴ”や“野菜”の栽培を始められましたが、2011年に発生した東日本大震災で農地を全て失ってしまったそうです。
その後、大分県に移住し農業を再開されました。当初は、宇佐市か安心院に住まれる予定でしたが、知人を通じて国東市を紹介され国東へ移住されたそうです。村田さんによれば「以前に住んでいた陸前高田市と国東市が良く似ていたのも移住を決めた理由の一つです」と話されていました。国東市に住んで6年目になるそうですが、移住直後は、知り合った大分の生産者(以前紹介した“味一ねぎ”の生産者・大窪勉さん)の事業を手伝いながら、農業を再開されました。

【“こめろに”とは?】

村田さんは、肥料、農薬を使用せず米を栽培されています。「子供の頃から、アトピーがあって苦労したので、栽培する時にも出来るだけアレルギー対応等を意識して栽培しています。」との事です。また「東日本大震災の避難所にも化学物質に過敏なアレルギーの子供達が多くいるのを見ました。その子達の為にもと思い栽培をしています。」との事でした。

玲子「添加物・着色料・調味料・防腐剤・保存料・グリテン不使用って書いてある!」
田上「しかも“由布温泉水使用”っても書いてある」
玲子「肥料や農薬を使わないでお米を育てるって大変なんでしょ?」
中野「稲自体が強くなるそうです」
玲子「生命力ですね」

村田さん自身の経験から、小麦粉アレルギーの方も食べることの出来る“米粉の麺類”の研究もされてきました。当初は、うどん麺の製造機械で挑戦しましたが、上手くいかず機械製造の事業者さんと協力して試行錯誤、改良を重ねていったそうです。そして出来た商品が、米粉を材料にした“マカロニ”“パスタ”“シリアル”などです。

中野「色々料理してきました。これは“茹でただけの玄米こめろに”です」
玲子「ん〜ムチムチして美味しい食感!!」
田上「ホントだ!マカロニっていうより・・・何だろう?」
中野「食べた後、団子のようですよね」
玲子「そうですね!」
中野「こちらは“胚芽こめろに”を湯掻いて炒めて先日紹介した“ひまわり油”やマヨネーズなどで味付けしたものです」
玲子「アルデンテで、食感が良いですね!」
中野「あと、思いついて“素揚げ”にしたものをお持ちしました」
田上「マカロニが揚げてあって固くなっているんですよ」
玲子「カリッカリッ!!香ばしくてサクサク!美味しい!マカロニの形をしたおせんべいですよ」
田上「うわ〜〜これ美味しい!」
中野「お子さんや、ビールのおつまみにピッタリですよね」

現在は“甘酒”なども製造されていますが、こちらは「蔵付き」と言われる「天然菌」で発酵させたもので、全国でも数少ない甘酒の製造をされています。

●連絡先●
「合同会社 農未来」 大分県国東市国東町来浦696 TEL 0978-75-4729

★「くにさき 農未来」で検索し、HPからメールでお問い合わせください。

玲子「さて来週は?」
中野「阿蘇市の“果実の国カップルズ”を紹介します」
玲子「へ〜〜、来週も楽しみです!」